多くの漫画ジャンルの中で、「スポーツ漫画」が好きな人は多いですよね!
私もスポーツ漫画は大好きです。
今回は、今まで読んできたスポーツ漫画の中で特におすすめしたい名作漫画を競技別にランキング形式で紹介します!最後に総合ランキングも紹介します。ランキングは、完全主観です!!
どの作品もスポーツ漫画好きには、必ず読んで欲しい名作ばかりです。
どれも間違いなく面白いので、未読の作品があればぜひチェックしてみてください。
競技別ランキング:サッカー
1位:アオアシ
小林有吾先生の「アオアシ」。既刊36巻刊行中です。
愛媛に暮らす中学三年生・青井葦人。
荒削りではあるが、試合中に選手全員の位置を覚えているなど驚異的な視野を持っていた。
葦人の大きな可能性を見出したユースチームの監督・福田達也は、葦人を自チームのセレクションへと勧誘する。
高校サッカーのトップレベルであるプロのユースチームが舞台のサッカー漫画です。
本作は、とにかくサッカーの戦術や選手の試合中の考え、プレーの意図を丁寧に描いた作品です。
サッカーを知らない人でもサッカーに詳しくなれたような気がします。
漫画らしく必殺技などはありませんが、その分リアルなサッカーが楽しめます。「人間は考える葦である。」ただ展開を追うだけでなく、考えて、プレーする本格的なサッカー漫画を読みたい方におすすめの作品です。
2位:ANGEL VOICE
古谷野考雄 先生の「ANGEL VOICE」。全40巻完結済です。
ケンカだったらレアル相手でも楽勝!! 腕に覚えのある“ワル”が集まり、“県内最強軍団”と皮肉られる市立蘭山高校サッカー部。荒廃したサッカー部を立て直すためにスカウトされた黒木は、「中学最強」(ただしケンカで)の4人を軸にチームを再生しようとする。熱き心を取り戻せ!! 本格高校サッカー巨編!!
ストーリー自体は、不良達がスポーツに打ち込む青春スポ根漫画でそこまで目新しさはありません。
スラムダンクやROOKIESのサッカー版みたいな感じです。前述の2つは超名作ですが、本作も負けず劣らずの名作だと思います。
ストーリー自体は、展開にも驚きは少ないかもしれない。青臭い話だと思うかもしれない。
でも、登場人物たちの熱い想いや優しさに、心が揺さぶられます。
結末は最初に語られているので、物語がどこへ収束していくのかは皆分かっている。
しかし分かっていて準備しても、そこを超えてきて、泣いてしまう。
正に、王道ど真ん中の熱すぎるサッカー漫画です!是非読んでみてください!
3位:ホイッスル!
樋口大輔先生の「ホイッスル!」。全24巻完結済みです。
※電子版はページ数が多いボリューム版で全15巻。
サッカーの名門校で、背が小さい理由で補欠だった主人公・風祭将。
サッカーを諦めたくない風祭は、転校を決意する。
転校先で名門校のレギュラーと勘違いされた風祭は、ミニゲームで何もできず、周囲から不信を買い、初日から居場所を失ってしまう。
一度は挫けそうになるが、自主練を重ね、周囲の信頼を取り戻していく。
本作は、はじめは下手くそだった主人公が努力を重ね、サッカー選手として成長していくサクセスストーリーです。
主人公は、努力を欠かさず成長していく様子は好感が持てますし、周囲にどんどん認められていく様子は、こちらまで嬉しくなります。
中学の部活編、県トレ編、ナショナルトレセン編とありますが、ナショナルトレセン編がとても面白いです。
かつての敵が仲間として、仲間が敵として立ちはだかる展開は、ワクワクします。
登場人物も魅力的ですが、特に風祭の元チームメイトのシゲというキャラが非常にかっこいいです。全巻読んだらあなたもシゲさんのファンになるはず!
未読の方は、ぜひ読んで見てください。
競技別ランキング:野球
1位:ダイヤのA
寺島裕二 先生の「ダイヤのA」。全47巻で一部完結済み。続編の「ダイヤのA act2」は全34巻です。
中学全国大会を目標としていた沢村栄純(さわむら・えいじゅん)。最後の大会は自らの暴投で敗退してしまう。仲間とともに高校でリベンジを誓うなか、名門、青道高校野球部からスカウトが来る。見学先で名キャッチャー・御幸一也(みゆき・かずや)との出会いが沢村の高校野球への情熱を目覚めさせる!!
初めは人間としては魅力的ですが、能力的にもそこそこだった沢村が強豪校で、挫折を味わいながらも諦めず努力し、能力的にも精神的にも成長していく、主人公・沢村の成長物語です。
ダイヤのAは、主人公・沢村以外も様々な選手に焦点があたります。
チームメイトの中でも公式戦の選手発表で呼ばれたもの、呼ばれなかったものに分かれます。そして呼ばれなかった3年の仲間たちの夏はそこで終わってしまします。それでもチームのためにと呼ばれた選手たちをサポートする姿は、何度読んでも泣いてしまします。
レギュラー争いは、全員がライバルですが、試合になるとベンチ、ベンチ外も含めてみんなで1つのチームとして奮戦する。スポーツってこういうものだよなと思わせてくれます。スポーツの厳しさや素晴らしさを伝えてくれるおすすめの作品です。
2位:おおきく振りかぶって
ひぐちアサ 先生の「おおきく振りかぶって」。既刊36巻刊行中です。
県外の高校に進学した卑屈で弱気なピッチャー・三橋廉(みはし・れん)。見学するだけと訪れたものの強引に入部させられたのは、全員1年生に女監督という創設まもない野球部だった。三橋とバッテリーを組む、阿部 隆也(あべ たかや)は、三橋の独特の球筋と尋常でない制球力に気づき、当初は三橋を自分の言いなりに投げさせればいいと考える。しかし野球部の初試合となった三星学園との練習試合をきっかけに、阿部やチームメイトは本当のエースとしての三橋の成長を望むようになっていく。
本作は、普通の野球漫画よりは練習シーンや心理描写に力をいれた作品です。
1年生だけのチームが本気で甲子園を目指すなら、何をすべきなのか、体つくりから練習シーンまで細かに描かれています。また、保護者や周囲の人のサポートなども描かれており、リアル寄りの作品になっています。
試合シーンは、選手がどう考えてプレーしているのかを詳細に描いており、派手なシーンとかは少ないですが、野球の戦術とか選手の心理状態がよくわかって、試合を楽しむことができます。
ちょっと地味だけど、面白い。多くの方におすすめしたい作品です。
3位:ROOKIES
森田まさのり 先生の「ROOKIES」。全14巻完結済です。
二子玉川学園高校(通称ニコガク)へ赴任してきた新人教師・川藤幸一(かわとうこういち)。ニコガクの野球部は、かつては春のセンバツ甲子園出場まで果たしていた伝統ある部であったが、部員の起こした不祥事により活動停止に追い込まれ、現在では不良の溜まり場となっていた。そんな部員達の心の奥底に残る情熱を見抜いた川藤は野球素人ながら顧問となって野球部の再建に乗り出す。
夢を失い、荒れていた不良達が熱血教師・川藤と出会い本気で甲子園を目指す物語。
川藤の熱血ぶり、夢を恥ずかしげもなく応援する姿に不良達も心を開き、甲子園という目標に必死にぶつかっていきます。
ストーリー自体は、目新しさはないかもしれませんが、登場人物たちの熱さやちょっとおバカな所も面白くてストーリーに引き込まます。
夢、情熱そういったことを語ることが大人になってからは、少し恥ずかしいと思えるような人にこそ読んで欲しい。自分にもかつてあった”熱さ”を思い出し、ストーリーにはまっていくはずです。
ドラマにもなっていて、そちらもすごく面白いのでおすすめです。
競技別ランキング:バスケ
1位:SLAM DUNK
井上雄彦先生の「SLAM DUNK」。全20巻(新装再編版)完結済です。
※2022/3/30時点でSLAM DUNKには、電子書籍版はありません
中学時代、50人の女の子にフラれた桜木花道。そんな男が、進学した湘北高校で赤木晴子に一目惚れ! 「バスケットは…お好きですか?」。この一言が、ワルで名高い花道の高校生活を変えることに!!
言わずと知れた名作。バスケだけでなく全スポーツ漫画の頂点というべき存在です。
面白いスポーツ漫画を探していて、SLAM DUNKをまだ読んでない方は、調べるのを辞めてまずはこの作品を読むべきです。多くのスポーツ漫画ファンに好きなスポーツ漫画をアンケートすれば、ほとんどの方がSLAM DUNKを上げるでしょう。圧倒的な熱量、感動、多くのものを与えてくれる作品です。後のスポーツ漫画やSLAM DYNKを読んだ多くの方に影響を与えた本作。漫画が人の人生に影響を与えるとすごいことです。
内容を全然紹介していませんが、ぜひ読んで見てほしい。正にスポーツ漫画最高傑作の一つです!
2位:あひるの空
日向武史先生の「あひるの空」。既51巻刊行中です。
主人公の車谷空は、身長149cmのバスケプレイヤー。
入学した高校でバスケ部に入部しようとするもバスケ部は不良に仕切られ実質廃部状態。そんな中、空はバスケ部を再生していく。
といった元不良たちのスポ根漫画と思って、初めのうちは読んでいました。しかし違います。あひるの空は、正統派スポ根漫画です!
最初のうちは不良たちも嫌々バスケを始めるのですが、段々と本気になってきて、練習に打ち込みます。何度も挫折や困難を経験しながら、次第に高校生活をバスケに捧げる、そのくらいの決意へと変わっていきます。
また、あひるの空では、選手の心理描写も非常に丁寧に描かれています。初心者で始めた仲間が試合で活躍するのをベンチで見て、素直に喜べない感情。戦力となる新入生に期待するチームの思いとは裏腹に自分のポジションが奪われる恐怖から新入生に入ってほしくない気持ち。本音と建前に葛藤するリアルな高校生がそこにあります。スポーツ経験者なら誰もが一度は感じる感情ではないでしょうか?
そんなリアルで熱いバスケットボール漫画です。
是非読んでみてください!
3位:リアル
井上雄彦先生の「リアル」。既刊16巻刊行中です。
車椅子バスケットボールをテーマにした作品で、登場人物が自分の人生と向き合いながら成長していく物語。
主人公・戸川清春は、短距離走の有力選手であったが、骨肉腫により右足を失う。失意のどん底だった清春は、友人や車椅子バスケと出会い、再起していく。
野宮朋美は、バスケットボールに打ち込む高校生だったが、偶然ナンパした女性をバイク事故で下半身不随にしてしまう。それを遠因に高校を退学。罪悪感に苛まれていたが、戸川との出会いがきっかけで自分を変えようと行動を始める。
野宮の同級生・高橋久信は、人間をランク付けするなど人を見下す癖があったが、ある日交通事故で下半身不随となる。事故後、両親やリハビリ仲間の支えを受けながら、現実と向き合い自分自身を変えていこうとする。
物語は、戸川、野宮、高橋の3人を中心に進行していきます。
登場人物は、それぞれに個性があって、人間味が溢れています。
人生で絶望したとき、あなたならどうしますか?
この作品は、絶望的な困難に直面した登場人物たちが、挫折や葛藤を味わいながらその困難に立ち向かっていく物語です。
もちろん車椅子バスケ漫画としても面白いですが、本作の見所は、人間ドラマだと思います。
困難に立ち向かっている人に、勇気をくれるバスケ漫画です。
未読の方は、ぜひ読んで見てください。
競技別ランキング:その他
1位:ハイキュー!!
古舘春一 先生の「ハイキュー!!」。全45巻完結済みです。
おれは飛べる!! バレーボールに魅せられ、中学最初で最後の公式戦に臨んだ日向翔陽。だが、「コート上の王様」と異名を取る天才選手・影山に惨敗してしまう。リベンジを誓い烏野高校バレー部の門を叩く日向だが!
バレー漫画と言ったら「ハイキュー!!」というくらい完成された作品です。
迫力のあるコマ割り、高い画力で漫画なのに本当に動いているような迫力のあるシーン満載で非常に読み応えがあります。
また、主人公をはじめ、どのキャラクターも個性的でかっこいいです。スポーツ漫画の定番ストーリーである挫折、努力、成長がキャラ毎にあり、キャラそれぞれが自分の信念を持って動いていてるので、感情移入しやすいです。
王道な熱い青春スポーツ漫画をお探しなら正にぴったりの作品です。
2位:メダリスト
つるまいかだ 先生の「メダリスト」。既刊11巻刊行中です。
人生ふたつぶん懸けて、叶えたい夢がある! 夢破れた青年・司と、見放された少女・いのり。でも二人には、誰より強いリンクへの執念があった。氷の上で出会った二人がタッグを組んで、フィギュアスケートで世界を目指す!
フィギアスケートという競技のことをほとんど知らなかったのですが、この作品をみてこれほど熱く面白いスポーツなのかと思いました。この作品では、フィギアスケートで選手を目指す困難さがスケート界の事情や背景も含めて詳細に書かれています。その事情を知った上で、成功できるかわからない、確信できない未来へと、子どもたちが人生を賭けて、挑戦する姿に胸が打たれます。
「絶対になりたい!」そう言えるのは、子供の純粋さなのかもしれません。この気持を持ち続けることがいかに難しいか大人になれば感じます。自分も昔は持っていた絶対になりたいモノ。その気持ちを思い出させてくれる熱いスポ根漫画です!
まだ5巻までしか出ていませんが、泣いてない巻はないくらいです。
語り継がれる名作になる予感を感じさせてくれるおすすめの作品です。
3位:アイシールド21
原作:稲垣理一郎、漫画:村田雄介 先生の「アイシールド21」。全37巻完結済みです。
泥門高校1年・小早川瀬那。気弱な性格が災いし、幼き頃よりパシリ人生を送ってきた。だがそのおかげで(?)ズバ抜けた俊足を持つ瀬那は、悪魔のごとき男・ヒル魔によりアメフト部へと引きずり込まれるが!?
日本ではマイナーなスポーツであるアメリカンフットボールが題材の本作は、笑いあり、涙ありの青春スポーツ漫画です。
パシリ人生を歩んできたセナの成長物語としても良くできていますが、セナ以外の選手の成長も丁寧に描かれています。特にキャプテンのヒル魔は、最初の頃は何でもできる超人かと思っていたんですが、そのヒル魔も努力を重ねている姿に心打たれます。アイシールド21を名作にしたのは、神龍寺ナーガ戦(20~23巻)だと思うので、騙されたと思ってそこまで読んでみてください。きっと読んでよかったと思うはずです!もちろん神龍寺ナーガ戦以外も面白いですよ!
総合ランキング ベスト5
競技別で紹介した作品の中から特におすすめしたい作品ベスト5を紹介します。
迷ったらまずは、ここから読んでみてください。
1位:スラムダンク
井上雄彦先生の「SLAM DUNK」。全20巻(新装再編版)完結済です。
※2022/3/30時点でSLAM DUNKには、電子書籍版はありません
中学時代、50人の女の子にフラれた桜木花道。そんな男が、進学した湘北高校で赤木晴子に一目惚れ! 「バスケットは…お好きですか?」。この一言が、ワルで名高い花道の高校生活を変えることに!!
スポーツ漫画の全てが詰まった作品だと思っています。
ラストの山王戦を超えるスポーツ漫画の試合は、これからも出てくるとは思えないです。読み終わった後の爽快感も最高の作品です。
2位:あひるの空
日向武史先生の「あひるの空」。既51巻刊行中です。
主人公の車谷空は、身長149cmのバスケプレイヤー。
入学した高校でバスケ部に入部しようとするもバスケ部は不良に仕切られ実質廃部状態。そんな中、空はバスケ部を再生していく。
熱血スポ根要素以外にも選手の心理描写、部活の先輩後輩のやり取りなどリアルな要素も多い作品です。
選手たちの気持ちが分かりすぎて、感情移入して泣いてしまいます。心を動かされる名作です。
3位:ハイキュー!!
古舘春一 先生の「ハイキュー!!」。全45巻完結済みです。
おれは飛べる!! バレーボールに魅せられ、中学最初で最後の公式戦に臨んだ日向翔陽。だが、「コート上の王様」と異名を取る天才選手・影山に惨敗してしまう。リベンジを誓い烏野高校バレー部の門を叩く日向だが!
王道のスポ根漫画で、キャラが皆個性的な作品です。迫力のある試合シーンは、本当に動いているようで素晴らしいです。バレー漫画の最高傑作と思える作品です。
4位:メダリスト
つるまいかだ 先生の「メダリスト」。既刊11巻刊行中です。
人生ふたつぶん懸けて、叶えたい夢がある! 夢破れた青年・司と、見放された少女・いのり。でも二人には、誰より強いリンクへの執念があった。氷の上で出会った二人がタッグを組んで、フィギュアスケートで世界を目指す!
アイススケートを知らない、興味がないという人にも見てほしい。今最も熱いスポーツ漫画です。
絶対に曲げられない大切なモノを思い出させてくれる名作です。
5位:アオアシ
小林有吾先生の「アオアシ」。既刊36巻刊行中です。
愛媛に暮らす中学三年生・青井葦人。荒削りではあるが、試合中に選手全員の位置を覚えているなど驚異的な視野を持っていた。葦人の大きな可能性を見出したユースチームの監督・福田達也は、葦人を自チームのセレクションへと勧誘する。高校サッカーのトップレベルであるプロのユースチームが舞台のサッカー漫画。
派手なシーンやかっこいいシーンを連発するのではなく、とにかくサッカーの戦術や選手の試合中の考え、プレーの意図を丁寧に描いた作品です。リアル寄りの本格的なサッカー漫画が読みたい方はぜひ手にとって見てください。
まとめ
以上、スポーツ漫画おすすめまとめでした。
バスケ漫画好き過ぎるなと思いましたが、面白いからしょうがないです。
未読の作品は、ぜひチェックしてみてください。
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