私が今まで読んだ漫画の中で、色んな人に読んで欲しい、ゴリ推ししたい!
そんな風に思える個人的に面白かった超おすすめの漫画を紹介します。
「ONEPIECE」、「鬼滅の刃」、「進撃の巨人」みたいな超ビックタイトル。
めちゃくちゃ好きですが、今更紹介してもほとんどの方は知っていると思うので、今回外しています。
対象は全年代・全ジャンルです。
全ジャンル・全年代のおすすめ名作漫画
PandoraHearts(パンドラハーツ)
望月淳先生の「PandoraHearts」。全24巻で完結済です。
練りに練られたストーリー展開に驚くダークファンタジーです。
圧巻の伏線回収から1度読み終えた後にもう一度最初から読みたくなること間違いなしの作品です。
キャラも非常に魅力的で、登場人物が敵も味方もカッコいいです。キャラそれぞれが自分の信念、愛する者、守るべきモノのために戦います。それがたとえ歪な愛情であったとしても、、
ダークファンタジーとしては、1、2位を争う面白さだと思います。
未読の方はぜひ読んでみてください!
CLAYMORE(クレイモア)
八木教広先生の「CRAYMORE」。全27巻完結済です。
古より人が妖魔に喰われる存在であった世界で、妖魔に対抗する手段として背に大剣を背負い妖魔と戦い続ける戦士「クレイモア」の物語、、、という洋風ダークファンタジー。
はじめは、よくある化物と人間の闘いを描いた話だと思っていたんですが、クレイモアと呼ばれる少女たちや妖魔の設定がよく考えられてるなと読み終わってみると感じます。
クレイモアの中にも強さのランクみたいなのがあってランキング上位の戦闘シーンは厨二心をくすぐります。また敵の最強格を「深淵の者」というんですがこの言葉も厨二心に火をつけます!
最終巻もかなり綺麗な終わり方で、読後には大作を読み終わった感を味わえるおすすめの作品です。
イムリ
三宅乱丈先生の「イムリ」。全26巻完結済です。
イムリはその練られた壮大な世界観が魅力的な作品です。
作者によって作られた世界観が壮大すぎて、最初の数巻は、用語の意味や舞台、キャラの関係性などの説明をしながら進んでいきます。
少し複雑な話ですが、読んでいればだんだんと理解できます。理解すれば、これほどまでに壮大で面白いSF漫画があるのだろうか?いやないと思います。
宗教、人種差別、身分制度などの問題も織り込まれた重厚なストーリーが魅力的な本作品。SF好きには、ぜひとも一読してほしい作品です。
ワールドトリガー
葦原大介先生の「ワールドトリガー」。既27巻刊行中です。
異次元からの侵略者「近界民」の脅威にさらされている三門市。そこに住む正義感の強い中学生・三雲修は、謎の転校生・空閑遊真と出会う。
遊真や仲間と共に襲いくる近界民と街を守るため戦うといったSFアクションです。
ワールドトリガーは、トリオン体と呼ばれる体内のエネルギーのようなもので自身の分身?を作り出して戦います。なので戦闘中に死んでもトリオン体であれば本体は生きている設定です。この設定のおかげで、メタ的にこいつは死なないだろうという予測がつかず、先が気になる戦闘になっていてワクワクします。
また、ワールドトリガーの醍醐味は、味方同士で戦うランク戦です。ここでもトリオン体の設定が生きてきて、味方同士のガチの殺し合いが展開できています。(実際には死なないんですが、)このランク戦が戦略的で、集団FPSを見ている感じで非常に面白くおすすめの作品です!
からくりサーカス
藤田和日郎先生の「からくりサーカス」。全43巻完結済みです。完全版も発売されており、全26巻です。※完全版は紙のコミックのみです。
藤田先生は、「うしおととら」の作者でもあります。
遺産相続絡みで命を狙われる少年・勝と人を笑わせないと死んでしまう病にかかった男・鳴海、勝を助けるためにからくり人形を操る女・しろがね。3人の数奇な運命を描く。鳴海との別れをきっかけに物語は、勝・しろがね編と人類に仇なすからくり人形との闘いに巻き込まれる鳴海編に別れます。
全く異なる物語は、交錯しながら一つに収束していく、、
本作は、なんと言っても悪役が非常にクズですが、魅力的です。
黒幕の正体は、本作品の重大なネタバレとなるので記載しませんが、自分の恋した女性を三代に渡って追いかけ回し、その過程で全人類を不幸に陥れた自分勝手で、正に吐き気を催す邪悪そのものです。
その邪悪な男が「自分を信じて『夢』を追い続けていれば、夢は必ず叶う!」と主人公が言いそうな名言を堂々と言う様は、清々しささえあります。
からくりサーカスは伏線も満載で、散りばめられた伏線が最後1つのストーリに収束していく素晴らしい作品です。
黒幕の正体が気になるかたはぜひ読んでみてください。
葬送のフリーレン
原作:山田鐘人先生、作画:アベツカサ先生の「葬送のフリーレン」。既13巻刊行中です。
魔王を倒した勇者一行の後日譚ファンタジーといった、魔王を倒した勇者一行の“その後”を描いた物語です。主人公の魔法使いフリーレンはエルフであり、他の3人と違い長い時を生きます。
かつての仲間が死んだ後の世界でフリーレンは、勇者のこと、人間のことをもっと知ろうと新たな弟子と旅にでます。
かつて訪れた町や村に訪れたフリーレンは、意味がないと思っていた魔王討伐の旅で勇者が行った善行の数々は、行き先々の村で語り継がれ、感謝されることを知ります。無駄なこと、無意味なことなんてないんだと、そう思わせてくれるハートフルな物語が描かれます。
かつての仲間達は、それぞれ幸せな余生を過ごした様に描かれていて、フリーレンの冒険の日々の回想と相まってなんだか切ない気持ちになります。
仲間たちがいなくなったその後の世界で、フリーレンが何を感じ、どう生きるのか今後の展開も非常に楽しみです。
この作品は、魔王討伐の後日譚から始まる斬新な設定の物語。
物語の所々に挟まれたギャグも面白くて、フリーレンの旅の続きや勇者たちの前日譚など見てみたくなってしまいました。
物語は“冒険の終わり”から始まる。最高のキャッチフレーズですね。おすすめの作品です。
メイドインアビス
つくしあきひと先生の「メイドインアビス」。既12巻刊行中です。
隅々まで探索されつくした世界に、唯一残された秘境の大穴『アビス』。どこまで続くとも知れない深く巨大なその縦穴には、奇妙奇怪な生物たちが生息し、今の人類では作りえない貴重な遺物が眠っていた。アビスの不可思議に満ちた姿は人々を魅了し、冒険へと駆り立てた。
この作品は、絵が可愛い系なので萌え系の作品なのかなーと思っていたんですが、全く違いました。今まで読んでなかった自分は愚かだとそう思わせてくれる作品です。
まず大穴「アビス」の設定が素晴らしいです。アビスは何階層かに別れているんですが、下ることは容易でも登ることは非常に困難です。なぜなら上昇負荷というものが有り、アビスを下から上に登ると様々な肉体的ダメージを伴うからです。特に第5層以降まで降りてしまうと、穴を登ることは死と同義です。ほぼ片道切符を持って探窟家たちは、アビスの謎へと挑んでいく。
正にこれが見たかった!と思えるワクワクするサバイバル冒険物語です。
可愛い絵と裏腹に話自体はグロいし、重かったりするので苦手な人は要注意です。
冒険モノが好きな人には、特におすすめの作品です!
チ。ー地球の運動についてー
魚豊先生の「チ。ー地球の運動についてー」。全8巻完結済みです。
舞台は15世紀のヨーロッパ。異端思想がガンガン火あぶりに処せられていた時代。主人公の神童・ラファウは当時一番重要とされていた神学の専攻を皆に期待されていた。合理性を最も重んじるラファウにとってもそれは当然の選択であったのだが、ある日ラファウの元に現れた謎の男が研究していたのは、異端思想ド真ン中の「ある真理」だった――
といった今では当たり前の考え方である”地動説”つまり地球が動いているという考え方そのものが異端であった時代に命をかけてこの真理を追求しようとした人々の話です。
この漫画は、”命をかけてでも曲げられない信念”を持つ人たちの物語です。信念と記憶を後世に引き継ぎ、その思いが人を突き動かしていく、ページを捲るたびに熱くなるそんな話です。
2021年読んだ中で、最も面白かったおすすめの作品です。
左ききのエレン
原作:かっぴー先生、漫画:nifuni先生の「左ききのエレン」。全24巻です。
天才になれなかったすべての人へーー。
広告代理店勤務の若手デザイナー・朝倉光一。納得出来ない理由で自ら勝ち取った仕事を取り上げられた彼は、やりきれない気持ちを抱えて横浜の美術館へと向かう。そこは、彼が初めて「エレン」という才能と出会った場所で…。
この作品は光一編と天才エレン編が交錯するクリエイターたちの群像劇です。
エレン編は、天才には天才の悩みがあって、その中で自身を変えてくれる人との出会いで成長していくエレンの成長物語といった、少年ジャンプ感ある作品です!
光一編は、この作品のテーマである”天才になれなかったすべての人へーー。”を感じる話になっています。光一の苦悩や葛藤、仕事への向き合い方など、自分もいい仕事がしたいと思わせてくれます。
そんな大人の心も抉るクリエイター群像劇左ききのエレン。
未読の方は是非読んでみてください。
あひるの空
日向武史 先生の「あひるの空」。既51巻刊行中です。
主人公の車谷空は、身長149cmと低めのバスケプレイヤー。
入学した高校でバスケ部に入部しようとするもバスケ部は不良に仕切られ実質廃部状態。そんな中、空はバスケ部を再生していく。
元不良たちのスポ根漫画と思って、初めのうちは読んでいましたが、違いました。
あひるの空は、正統派スポ根漫画です!
最初のうちは不良たちも嫌々バスケを始めるのですが、段々と本気になってきて、練習に打ち込みます。何度も挫折や困難を経験しながら、次第に高校生活をバスケに捧げる、そのくらいの決意へと変わっていきます。
また、あひるの空では、選手の心理描写も非常に丁寧に描かれています。初心者で始めた仲間が試合で活躍するのをベンチで見て、素直に喜べない感情。戦力となる新入生に期待するチームの思いとは裏腹に自分のポジションが奪われる恐怖から新入生に入って欲しくない気持ち。本音と建前に葛藤するリアルな高校生がそこにあります。スポーツ経験者なら誰もが一度は感じる感情ではないでしょうか?
そんなリアルで熱いバスケットボール漫画です。全部活経験者に読んでほしい作品です!
まとめ
以上、【全ジャンル・全年代】個人的おすすめ漫画まとめでした。
未読の作品があれば、どの作品もとてもおすすめなので是非チェックしてみてください。
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